えほんやるすばんばんするかいしゃ

東京・高円寺の古絵本屋「えほんやるすばんばんするかいしゃ」の絵本紹介ブログです。

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

「チェコから届いた絵本」12/11からはじまりました!  

一年に数回のみ動き出す、絵本紹介のブログです。

このたび、12/11~12/29まで、「チェコから届いた絵本」と題し、
浅草のチェドックさんから300冊以上お預かりして
高円寺の店舗の一階ギャラリーにて、チェコ絵本を大特集しています!


一年に一回ほどのペースで、チェドックさんにチェコ絵本のイベントをして頂いているのですが、
毎回驚くのが、まだまだ見たことのない本って、本っ当にたくさんあるのだなぁということ。

そして、前にも見たけれど、改めて見ると、ぐっと好きになったり、違う印象を感じたり、と
時が過ぎるのって、いろいろな気持ちの変化をもたらすものだなぁと、しみじみ。
そして、少し離れると、自分の記憶がいろいろ薄れている(忘れている)ものだなぁと、こちらもしみじみ…。
新鮮に、チェコ絵本を楽しんでおります!

ぜひたくさんの方に見て頂きたいなぁと願います。
少しずつ、チェコ絵本の紹介をしてゆきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!



まずは、この本から。
IMG_4556.jpg
「CELY LES ZPIVA」1962年 画:Sona Vorlickova

IMG_4562.jpg

IMG_4579.jpg

IMG_4564.jpg

たくさんの絵本を持ってきてくださった中で、設営中、作家ごとに本を分けたりしている最中に
この絵本を見つけたときは、そうだ、チェコの絵本ってかわいいんだった・・そうだよなぁ・・・と
なんだかふっと手を止めて、しばらく眺めてしまいました。
はやく陳列しなければと思うのですが、まぁまぁ落ち着いて可愛いものを見て楽しみながら
やるのがいいよーと言われたような、、、言われていないような、、、。

単純に、かわいいって、元気をもらいます。

あかるい表紙からも楽しさが溢れ出ている気がします。
切り絵が多く用いられ、いろんな動物や植物がたくさん登場する作品です。

ちなみに、見返しも素敵だったのでした!
IMG_4566.jpg





二冊目は、大好きな画家さんの本を。
IMG_4545.jpg
「Panacek Svicko」1964年 画:オタ・ヤネチェク(Ota Janecek)

IMG_4547.jpg

IMG_4552.jpg

IMG_4550.jpg

1ページまるごと使った幻想的な絵と、ながれるような線画に1色だけ色のついた四角をのせた絵、
どちらも素晴らしく、ざらっとした手触りの紙との相性も本当に抜群です。

IMG_4549.jpg

IMG_4553.jpg

IMG_4554.jpg

こういった、余白が美しいレイアウトに憧れます。
ヤネチェクの作品は、昨年あたりから特にお気に入りで、何気なく聞いていた良い歌が
今じっくり心に沁みるような感じで、ページをめくるたびに感動しています。
ヤネチェクの絵は、寒い日や、眠れない夜や、眠れない夜に飲むあたたかい飲み物に似合う気がして
この時期特にぐっときます。他にも良い作品ありますので、ぜひぜひ色々見てほしいです。
(ちなみに、今回のイベントのDMの鳥の絵もヤネチェク氏の絵を使わせて頂きました。)





こちらも、ぐっときた作品。
IMG_4567.jpg
「Zamrzla studanka」1969年 画:アントニーン・ストゥルナデル(Antonin Strnadel)


IMG_4572.jpg

IMG_4576.jpg

IMG_4575.jpg

IMG_4578.jpg

IMG_4574.jpg

IMG_4577.jpg

なんだか夢にでてきそうな、独特の世界に引きずりこまれる作品。
一度この世界に入ってしまうとなかなか抜け出せなさそうです。
白黒のイラストのページでは、油性ペンで描かれたようなタッチのゆるさがたまりません。
少しスタインバーグを思わせるような線の描き方もあったり。面白いです。

(チェコ語がわからないので)絵を追っていっても、全くどういう話なのかわかりませんが、
とにかく、格好いい!あやしさがぐるぐると頭の中に充満していく感じが好きです。
前に見たときよりも、なんだかぐっときて嬉しい。

このストゥルナデルという画家さん、他の作品ではこういう雰囲気ではないようで、
この作品では何があったのか、他にもこういった感じで描いているのか、色々気になります。

遠慮なしに、自分の描きたいものを描いたのかなぁ、と想像してみたり。
もちろん、お話に合わせて描いたのだろうけど、なんだか読み手や自分に遠慮なく、
緊張感も保ちつつ、やりきっているかんじ。格好いいなぁ。
ただただ自分を解放しただけでなく、そこに良い緊張感と厚みのようなものを感じます。





最後に、この一冊を。
IMG_4537.jpg
「Zlatovlaska」1968年 画:ヴィエラ・クライツォヴァー(Viera Kraicova)

IMG_4539.jpg

IMG_4543.jpg

IMG_4541.jpg

スロヴァキアの画家さんのようです。
肩の力が抜けたような、色とりどりのちぎり絵が素晴らしい作品!
(実際はものすごく色々考えて制作されているはず・・・
それが押し付けになってないような、どこかぬけたかわいさがあるのが好きです)
この本は、今回のイベントではじめて見ましたが、素晴らしい作品がまだまだあるのだなぁと
なんだか嬉しくなった作品のうちのひとつです。
こういう発見があるのは、楽しい!



なんだか久しぶりにブログを書いたので長くなってしまいました。
またチェコ絵本を紹介していきたいなと思っております。また書きます。
ぜひぜひ、実物を見に来て下さると嬉しいです!


るすばん 荒木純子

omote.jpg

---------------------------------------------
「チェコから届いた絵本」
2015年12月11日(金)~29日(火)
 
えほんやるすばんばんするかいしゃ 1階ギャラリー
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-44-18
電話:03-5378-2204
営業:14時~20時
定休:水曜日
高円寺駅・徒歩6分/新高円寺駅・徒歩12分
 
チェドックザッカストアHP http://www.cedok.org/
----------------------------------------

category: チェコから届いた絵本

tb: --   cm: --

ザ・ベストえほん・・印刷がきれいな本  

土日は、高円寺で開催される毎年恒例の阿波踊りで街は賑やかでした。
お店の前の通りはわりと落ち着いていて、なんとなーくたまに音が聞こえる程度。
でも、久しぶりの方にも会えて、嬉しい週末でした!

さて、ベストえほんも今週末の9/6(日)までと残りわずか!
もう少し、絵本を紹介させてください。


一冊目は、この絵本を。
IMG_3550.jpg
「EL ELEFANTE Y SU SECRETO」 1974年 版画:アントニオ・フラスコーニ(Antonio Frasconi)
(英題:The elephant and his secret)

IMG_3554.jpg

IMG_3555.jpg

英語、スペイン語の二ヶ国語で書かれたお話。
フラスコーニの絵本は、本っ当に大好きで、いつも心をぎゅーっとわしづかみにされてしまうのですが、
この本も、また素晴らしい作品!感動的です。

オレンジと紫って、こんなにかっこいいんだ、とまずガツンと響きました。
どちらの色も、そんなにいつもは好みの色ではないのです。
だけど、ふたつの色と、木目と、白と黒、全部がフラスコーニの手によって
魔法のように自分の「好き」に変えられてしまったしまったよう。

オレンジも、紫も、なかなか本物の色味が写真ではでなくて、
もっともっと、かっこいいオレンジと、かっこいい紫なんです。
是非実物をみてほしいなぁと思う一冊です。



二冊目は、こちら。
IMG_3351_20150831233703158.jpg

「By the Pool」 絵:Fredun Shapur

IMG_3353_2015083123370583a.jpg

IMG_3355.jpg

ファミコンのゲームのような、なんだか懐かしいかんじがする憎めない絵。
じわっと染み込んだ印刷もかっこいい!
いろいろとつっこみどころのある絵本です。
男の子の髪型とか、どうなっちゃってるのでしょう。
この本、バシっと決まっててかっこいいなぁー。



最後は、この一冊!
IMG_3571.jpg

「A Letter to Anywhere」1965年 絵:ジョン・アルコーン

IMG_3580.jpg

お手紙や郵便の歴史を紹介している本。
タイトルページも封筒のようになっていて、かわいい!

全体的に、色数が少ない絵本を選んでしまいました!
このあたりの時代の本の、紙と印刷が素晴らしいのはいつ見ても感動します。

IMG_3578.jpg

IMG_3573.jpg





さて、この古本市の図録のような小冊子「ザ・ベストえほん」も、
たくさんの方に見て頂いていて嬉しいです!

IMG_3308.jpgIMG_3310.jpg


5人の店主(と編集者)がそれぞれの大好きな絵本を選び、計30冊の絵本がコメント付きで紹介されています。
巻末には、BOOS NUMARIの屋号でも活動する、学研の編集者、木村真さんへのインタビューも。


トムズボックスの土井さんは、井上洋介さんや、東君平さんなどの初期作品を中心に選んでくださいました。
文章も、なんだかすぐ近くで語ってくれているような土井さん口調が心地よいのです。

Fabulous Old Bookの村田さんは、さすがアメリカの絵本作家で6人。
可愛い絵柄からグラフィックデザインの優れたものまで。
作家の紹介を丁寧に書いて下さって、その方の歴史を覗けたような気持ちになります。

流浪堂の二見さんは、定番の絵本から珍しい絵本まで同じ目線で紹介して下さいました。
「書き始めたら長くなっちゃって・・」と恐縮されてましたが、共感できる部分が多くてなんだか嬉しかったです。

BOOS NUMARIの木村さんは、なるほど、木村さんっぽいセレクト!デザインが面白いものを中心に。
好きなものが、つくるものに通じているのがすごいなぁと思います。

るすばんの荒木は、今回は私は何も口出しせず、を心に決めていたもので。荒木らしい文章でした!

あ、通販も好評頂いてます! こちらも是非! → 




(荒木純子)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
古本をこよなく愛する名店の店主が選ぶベスト絵本とは?
 
選りすぐりの珠玉の絵本が一同に。
装丁、造本、印刷の優れた美しい絵本を展示、販売します。
(一部、抽選販売あり)
 
ぜひこの機会に絵本の持つ奥深さ、多彩な魅力にふれてみてください。
 
《参加店》
Fabulous OLD BOOK
トムズボックス
流浪堂
BOOKS NUMARI
えほんやるすばんばんするかいしゃ
 
------------------------------------------
「ザ・ベストえほん」
期間:2015年 8月21日(金)- 9月6日(日)
時間:14時~20時
定休:水曜日
場所:えほんやるすばんばんするかいしゃ 1階ギャラリー
   東京都杉並区高円寺南3-44-18
   03-5378-2204
------------------------------------------

category: ザ・ベストえほん

tb: --   cm: --

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。