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えほんやるすばんばんするかいしゃ

東京・高円寺の古絵本屋「えほんやるすばんばんするかいしゃ」の絵本紹介ブログです。

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新着・1930~1940年代の絵本  

気付けばすっかりお盆ですね。
猛暑が続きますが、今年はお店のエアコンを大掃除したので
昨年よりは店内は涼しいような、しかし昨年よりも外が暑いので結局変わらないような。

今日は、素敵な洋書が4冊入りましたのでご紹介します。

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1930~40年代の絵本です。
この時代の本は、誠実に良いものを届けようという姿勢が
書き手と画家、そして製本からも感じられるようです。

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「MARIKA」1939年
文:Sari Szekely 絵:Barbara Gabor

ハンガリーに旅行へいく少女の物語。
リトグラフで印刷されおり、民族衣装の柄や空の青がまぶしいほど鮮やか!
挿絵もけっこう入っています。やはりこういう印刷は良い!っとドキドキします。



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「Judy at the ZOO」1945年
文:Tom Maloney 写真:Jerry Cooke

小さな女の子が動物園でいろんな動物と触れあう姿が満載の写真絵本です。
ワカメちゃんのようなつんつるてんのスカートを穿いた女の子。
ドキドキしながら餌をあげたり、どの写真も可愛すぎて、ずるいです。



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「PEDRO of SANTA FE」1941年
作:Frances Cavanah  絵:レナード・ワイスガード(Leonard Weisgard)

ニュー・メキシコのお話。
レナード・ワイスガードの画力と色のセンス、画法の幅の広さにはいつも脱帽です。
こういう人って、現代にはいるのでしょうか?
きっといるんでしょうが、なかなか出会わないんです。
できることもすごいですが、挑戦することがすばらしい!
ただただ、尊敬。


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「GET-A-WAY AND HARY JANOS」1933年
作・絵:ピーターシャム夫妻(ミスカ&モウド・ピーターシャム、Maud & Miska Petersham)

これまた古い本が入荷しました。
ぼろぼろの馬と兵隊の人形が、新しく生まれ変わって冒険?にでかける物語。
これまた印刷が綺麗!なんです。少し状態に難ありですが、ぜひご覧頂きたい本です!


通販にでていないものでは、海外の翻訳絵本トミ・ウンゲラーが今わりと充実しているかも、です。
まだまだ暑い日が続きそうですが、ぜひゆっくりご覧にきてくださいね!


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【 えほんやるすばんばんするかいしゃ 】
●〒166-0003
●東京都杉並区高円寺南3-44-18-2F
●営業時間:14時~20時すぎ
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category: えほん紹介・海外の本

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アニタ・ローベルの絵本  

とてもとても久しぶりに、このブログで絵本紹介です。
あまりに久しぶりすぎてどう書いていたか、やや忘れ気味ですが・・
たくさん紹介したい本はあれど、気付くとあっという間に間が空いてしまいます。



さて!久しぶりの絵本紹介はこの二冊です。

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アニタ・ローベル(Anita Lobel)さんの絵本です。
翻訳されている作品も多いのですが、現在では絶版になってしまっている本もちらほら。
今回は、(今のところ)未翻訳の二冊の紹介です。


まずは、こちら。

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「The UPROAR」

作:Doris Orgel/絵:アニタ・ローベル(Anita Lobel)1970年


ある晩のこと。
今夜オペラを観に行くママとパパは、お洒落をしています。
ソール君は、どんなのだかわからないけれどそこで奏でられる"おおきな音"を想像すると、
自分も行ってみたくて仕方ありません。

「連れて行って!」と懇願するも、答えはノー。
ご近所のおばさま(たぶん)に寝かしつけられて、不服ながらも夢の中へ・・。

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そこから、ソール君自身のオペラへの旅が始まりました。
ママから聞いていた、今日のオペラの主人公のマダム・バタフライ(蝶々夫人!)が
迎えに来てくれて、大きな大きな会場へ飛んでいき、
ステージの上へと連れて行ってくれました。

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そこで繰り広げられるのは、様々な人が奏でる、一風変わったご自慢の「音」。
アヒルの泣き声のマネや、雷の音など・・・それぞれが堂々と披露していきます。

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最後はソール君の番です。
雪が舞い落ちる音や、蜂の羽音、猫の鳴き声、人魚の歌など・・会場は最高潮の盛り上がりに!
そして・・・。

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子どもが抱く、大人の世界の遊びへの憧れ、夜の娯楽の未知の世界。
そういった甘美な世界が柔らかく表現されている一冊です。


こういう事って、小さい時にあった気がします。
その日読んだ本の影響とか、その日見た映画の延長線上のような話とか・・
自分が主人公になって夢でみてしまう、という。
知らない世界だからこそ、想像はぐんぐん豊かに膨らんでゆく。


薄い鉛筆で優しく描いたような、丁寧な画面ばかり。
ふわふわとした、夢の中の世界にはこのタッチがぴったりだったのだろう、と思いました。



ちなみに題名の「The UPROAR」とは、"大騒ぎ"や、"騒音"、"騒動"といった意味の言葉です。





二冊目は、表紙から賑やかな作品。

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「THE TROLL MUSIC」
作・絵:アニタ・ローベル(Anita Lobel)1966年

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5人の音楽隊は、美しい音楽を演奏しながら、町から町へと移動し生活をしていました。
ある晩、森で眠っていたところ、トロルに呪いをかけられてしまい、
翌日からは、楽器から鳴るのはなんと動物の鳴き声のみ!


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当然町の人からはブーイング! 動物たちは何事かと寄ってきてくれましたが・・。
5人はすっかり困り果ててしまいました。

そこで、フルート吹きの男の子が、いい考えを思い付きました。

寄ってきてくれた動物たちと、ものをつくり、盗まれた僕たちの音楽と交換してもらおう!と。


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ミルクをしぼったり、産んでくれた卵を集めてケーキをつくったり、毛糸をセーターを編んだり..
素敵な贈り物がたくさんできました。 

それをトロルのところへ持っていき、いざ交渉です。

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するといたずらをしたトロルは奥さんにひどくしかられてしまいました。
ケーキの魅力も手伝い、トロルは音楽隊の呪いを解いてくれることに!

みんなで音楽を楽しみ、それはそれは素敵なパーティになりました・・。

また演奏をしに町へでる5人。
町の人々も、さらに輝きを増した音色に大喜びでした!

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細かく書かれた装飾がなんとも愛らしい作品です。
奥さんの尻にしかれたトロルも、なんだか憎めない。
「ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさん」なんかも、こういった雰囲気のかわいらしい作品ですね。


今回、なぜか音楽のお話の絵本を二冊選んでいたことに今更気が付きました。
音楽。今、飢えているジャンルだからなのでしょうか。
無意識の選択でした。




ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、
アニタ・ローベルは「ふたりはともだち」のアーノルド・ローベルの奥様でもありました。
(過去形なのは、晩年おふたりはお別れしたそうなので)
夫婦合作の本もいくつかありますね。


アニタ・ローベルのもつ真面目さ、誠実さが好きなのかな、と今回改めて思いました。
絵本というもの、それを含めた生活というものに対しても、しっかりと丁寧に向き合う。
そんな姿勢を感じさせてくれる彼女の本です。


よかったら、ぜひご覧になってみてください!


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【少しおしらせ】

今年の5月は、ありがたいことにたくさんのイベントに参加させて頂きます!

明日からは、渋谷パルコ前でのvillageという素敵なイベントに参加してきます。
5/3(金),4(土),5(日)というゴールデンウィーク真っ只中の渋谷!
お菓子やパン、アンティークの雑貨やアクセサリーなどのマーケットです。
緊張しますが、もしお時間ありましたらぜひぜひお越し下さいませ。
洋・和書プラス、ピンバッジ等もっていきます!

その後は、
自由ヶ丘IDEE MARKET、 参宮橋trayさんの「五月の絵本市」
中野で開催の「太陽と星空のサーカス」、京王閣での 「東京蚤の市」と続きます。


そして現在開催中、経堂のURESICAさんで開催中の
「ウレシカ古本市」5月6日(月・祝)までとなっております!


盛りだくさんのお知らせでしたが、どうぞよろしくお願い致します!



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