えほんやるすばんばんするかいしゃ

東京・高円寺の古絵本屋「えほんやるすばんばんするかいしゃ」の絵本紹介ブログです。

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ジャニナ・ドマンスカと「線」  

すっかりごぶさたになってしまったこのブログですが、
画像を大きく見れるように、ちょっぴりデザインを変えて再スタートします!

なにせ、紹介したい本や作家さんはたくさんいるのです!
が、なかなかこのブログに手を付けられず・・気付いたら・・・といういいわけはやめて、
今日はこの作家さんのご紹介です!!

ジャニナ・ドマンスカさん。
「線」に注目していただきたい作家さんです。

まずはコチラ。


「MARILKA」1970年
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女の子がいなくなってしまった!という両親の勘違いのお話なのですが、
この大パニックの様子が表れている、この背景が見事!
お父さんの服の模様でさえも、パニック状態に見えちゃいます。
青~緑の色のやわらかな美しさは、アジサイを見たときのような気持ちになる一冊です。
ぜひ、実物をみてほしい作品です。


お次はコチラ。

「I SAW A SHIP A-SAILING」1972年
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息をのむような繊細な線で、海、空、星が描かれている一冊。
マザーグースの歌ですが、違う作家が手掛けたこちらも同じ歌から生まれた作品です。
マザーグースや、有名な童話、民話などは様々な作家が手掛けているのが見れるので、
それぞれどう表現するか、とても見ごたえがあると思います。
きっと、手掛ける方もオリジナルの作品を創るときとは、違う向き合い方で描くのかな、と。
あ、どうでしょう。自分だったら、なにかここでひねりたいとか、思いそうです。

この作品はドマンスカの作品の中で一、二位を争う素晴らしい作品!!
とわたしは、思っています。
気付いたら全ページの写真を撮ってしまっていました。あやうく全部載せそうになりました。 
この表情豊かな線、色鮮やかで眩しい太陽と、動物たち。
ほんとにどのページも素晴らしい!んです。 



そしてコチラ。

「Marek, The Little Fool」1982年
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ぐん、とカラフルで線も太めになり、また違った面が見れる作品です。
この表紙の子は、三人兄弟の末っ子で、とにかくマヌケ、という憎めない子です。
なぞの衣装ですが、そこには一切触れられてなかったので、よしとします。
とにかくバカすぎて、あきれられ、結局そのままでいいよ、というお話ですが
こんな子は、イヤです。 

しかし、この作品の中でも、空や木の表現がとても面白くて、つい見とれてしまいます。

きっと、ドマンスカは「線」と、とても仲良しで、その時々で「線」といろんな遊びを
しているんじゃないかな、と思ったりしました。
楽しそうに描いているのが、とても伝わってくるんですよね。
けっして無理して描きこんでいるわけじゃない。
楽しくあそんでいたら、こうなってました、というような、爽快な線の魔術師。



彼女の簡単なプロフィールを。
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ジャニナ・ドマンスカ(1913-1995)

ポーランド生まれ。ワルシャワで絵画・アートを学ぶ。
1952年にアメリカに移住、数々の絵本を創作し、作・絵ともに手掛けている本も多い。
「If All the Seas Were One Sea」でカルデコット賞を受賞。
翻訳されたものに、「パンをたべるのはだれですか? 」、「はるなつあきふゆ」など。






まだまだ紹介したい本がたくさんです!



(イソガワ)

category: えほん紹介・海外の本

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