えほんやるすばんばんするかいしゃ

東京・高円寺の古絵本屋「えほんやるすばんばんするかいしゃ」の絵本紹介ブログです。

イロニワ展:絵本の紹介⑦  

印刷の事をもっと知りたい!ということで、「印刷博物館」に足を運んできました。

あまり時間がなく、ゆっくりとは見れなかったのですが、少し頭の整理がついたような、
さらにまた疑問がいっぱいわいてきたような・・ とにかく、面白かったです!

昔は、いろんな事ひとつひとつが手仕事。
人間の手、目、感覚がとっても重要だったような気がします。

浮世絵の完成までのビデオなんて、ほんとに時間と手間のかかった作業で
びっくりでした。

今も人間の感覚はもちろん大切で、それにプラスコンピューターの力も借りられるなんて、
本当に昔むかしの人びとにとっては、仕事の概念が全く変わる程の違いなのかなと思いました。

どちらも、いいところ、完璧でないところあると思います。
今は昔ながらの活版印刷もかなり身近になり、進んだ技術のものも手に届く。
選べるというのは、一番贅沢かもしれません。



前置きが長くなりました。今日は、まずこちらから。


ヘレン・ストーン「THE HORSE WHO LIVED UPSTAIRS」

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渋みのきいた綺麗な色彩のイラストたち。

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フォントもいいかんじです。味のある可愛らしい文字。

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風が吹いたような、独特な筆さばき! 画面いっぱいに広がる街が圧巻。

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ヘレン・ストーンは、「All Around The Town」など、特色刷り、描き分け版を生かした絵本を数冊描いています。

ひょいひょい、と筆を動かしていそうな、この軽やかなかんじが好きです。




お次は、この一冊。

ヌラ作・画「ALL ABOARD WE ARE OFF」1944年

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林檎を売っているおばさんと、こどもたちのお話。

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おばさん、何かを考えているようですが・・・

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いきなり、みんなで飛行機にのって、離れ島へ行こう!という展開。
りんご屋さんはクローズしています。

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ここは、本の島。

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そして、最後は眠りの島へ。

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お話しも面白そうなのですが、彼女の描く子どもたちが、妙に生命感がないというか、
ヘンリー・ダーガーの絵を見たときの(自分の)感情に少し似ているような気がします。
うわー、と思ってしまうかんじです。好きな、うわー、ですが。

想像の世界の子どもたちが描けなくなるから、実際に自分の子どもを
もちたくはない、とヌラは言っていたそうです。 うーん、なるほど。

まだまだこの方のことは知らないので、これからも注目していきたいと思います。
ヌラ。 名前からして、気にせずにはいられません。




(えほんや イソガワ)

category: イロニワ展

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