えほんやるすばんばんするかいしゃ

東京・高円寺の古絵本屋「えほんやるすばんばんするかいしゃ」の絵本紹介ブログです。

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じんわり響く  

テーマ別にわけてご紹介している「オクリモノ展」の絵本。


今回は、「じんわり響く」の棚から三冊を。
こころがあったまるお話、考えさせられるお話、どこか余韻の残る絵本を紹介したいと思います。

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左から、
「ぼくはくまのままでいたかったのに......」、「The General」、「しあわせなちょうちょう」


まずはこちら。
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「ぼくはくまのままでいたかったのに......」
作:イエルク・シュタイナー  絵:イエルク・ミュラー 訳:おおしま かおり

冬眠からさめた熊が、ほら穴からでようとすると、その上に大きな工場ができていました。
なぜか熊もそこで働かされることになってしまったのです。
納得がいかないながら、働くくま。
次の冬が近づくにつれて、また眠たくなってきて・・。

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人間の勝手さが恥ずかしくなる、考えさせられる一冊。
この本はこれからどれだけ年をとっても、ずっとずっと大切にしていきたい本です。
低い温度を保っているようなイラストが、余計な感情を誘っていなくて秀逸だと思います。




お次は洋書のこちらを。
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マイケル・フォアマン「The General」

あるところに、世界で一番有名になりたい将官がいました。
兵士たちに厳しい訓練をさせ、毎晩戦争の本を熱心に読み、
いつかはこの本に載れるよう、毎日訓練に取り組んでいました。

ある日、ひょんなことで芝生の上に転げ落ち、
花の美しさ、自然の素晴らしさに開眼した将官。
今まで全く気付かなかった世界に圧倒されました。

あくる朝、なんと将官は兵士たちに軍をやめ、家に帰るように命じ、
この国を世界で一番美しい国にする手伝いを頼んだのです。


そんなとき、外国から二人の将官がこの国では何かが起きているらしい、
と噂を聞き付け、国を調査しにやってきました。

そして将官が二人から聞いた言葉とは・・?

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自然の美の素晴らしさって、それだけでとてつもなく大きな力をもっている!
フォアマンの画も素晴らしいです。




最後は、他の二冊よりは長めのお話。
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「しあわせなちょうちょう」
作:イレーナ・ユルギェレビチョーバ/訳:内田莉莎子
絵:ヤーヌシ・グラビアンスキー(Janusz Grabianski)

えかきのおじさんと、なかよしの女の子のお話。
女の子の誕生日に、えかきさんに「しあわせな絵」を描いてほしいと頼みました。
するとおじさんの描いた絵のちょうちょうが、話しはじめました!
でも、何だかこのちょうちょう、次々に”ほしがる”のです。

はたして女の子はこの絵に満足するでしょうか・・?

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えかきのおじさんと、ちょうちょうのやりとりがもう、可愛くて可愛くてしょうがない!
内田莉莎子さんの言葉選びがたまりません。
読んでいると顔がニヤけてきちゃう、物語。
「しあわせ」とは、どういったことだろう?と問いかける本。
もちろん、グラビアンスキーの繊細なイラストはお墨付き。
この写真で登場するおんなのこもイメージそのもの!





じんわり響く本は、普段絵本を読まない方でも、むしろ読まない方にこそ
オススメしたい本かもしれません。
こんなかんじの本、探してるのだけど・・などいろいろご相談ありましたら
お気軽にお声かけ下さいませー!

もうすぐクリスマス!オクリモノ展は12/25(火)までです!



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「ながれほしの路とオクリモノ展」
期間:2012年12月1日(土)~12月25日(日)
場所:高円寺・ながれほしの路
定休:水曜日
営業時間:それぞれの店舗により若干異なります
参加店舗:Gallery Cafe 3 IONIO & ETNA イソヤマ堂 えほんやるすばんばんするかいしゃ

HP: http://nagare4c.web.fc2.com
Blog: http://nagare4c.blog.fc2.com/
twitter: https://twitter.com/nagare4c
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category: オクリモノ展

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「手から、手へ」  

オクリモノ展も、残すところあと10日となりました!
ということは、今年が終わるのも、もうすぐ。と思うとおそろしいです。

さて、今回のオクリモノ展に合わせ、新刊の本もいくつか置かせて頂いています。
普段はやはり古本なので、おすすめの本が何冊も在庫があるとは限らないので(ほぼない)
出会って別れてが激しいですが、新刊の本は、ある程度在庫をもてるので
じっくり向き合いいろいろな方にご紹介できるのが嬉しいところです。



そんな中でも、「オクリモノ」にぴったりの一冊を今日はご紹介します。


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「手から、手へ」

詩:池井昌樹  写真:植田正治  企画と構成:山本純司


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丁寧に紡がれた鋭い生命の詩と、それにさらなる力強さを加える写真。
心に何かが突き刺さったような感覚がしました。

白黒の写真と詩、とてもシンプルな本です。
ごまかすことなく、まっすぐ胸に響く言葉がずっと心にひっかかっています。

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詩を縦糸に、写真を横糸に布を織るように本を作った という、この本をつくった山本さん。
ぜひ「あとがき」も読んで頂きたいです。
とても誠実に、本という表現に向き合っている方なんだなぁと感じます。


家族への贈り物、あたらしいいのちの誕生や、上京する人や、離れ離れになってしまう人・・
やさしさをうけつぐすべての人々へ 
まさに「オクリモノ」にぴったりだと思いました。


ぜひ一度読んで頂きたい本です!







※無料でオテガミを送れる期間、好評につき少し延長しました!
12/16(日)までデス! 送り逃した方はぜひ!!

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「ながれほしの路とオクリモノ展」
期間:2012年12月1日(土)~12月25日(日)
場所:高円寺・ながれほしの路
定休:水曜日
営業時間:それぞれの店舗により若干異なります
参加店舗:Gallery Cafe 3 IONIO & ETNA イソヤマ堂 えほんやるすばんばんするかいしゃ

HP: http://nagare4c.web.fc2.com
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