えほんやるすばんばんするかいしゃ

東京・高円寺の古絵本屋「えほんやるすばんばんするかいしゃ」の絵本紹介ブログです。

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「えほんやをめぐる奇妙な人々」 絵本屋の棚  

今日は、絵本屋の棚の中から本を紹介したいと思います。

「えほんやをめぐる奇妙な人々」の中の絵本屋の人物は、
うちのお店の店主、というわけではなく、他の人同様、架空の人物像をつくっています。
chahat社長オオタケさんにより、この人のみMr.Wildwoodという名が与えられました。。
日本育ちでありながら、やや多国籍な血筋の彼は、絵本を集めていたら
いつのまにか絵本屋の店主になっていた、とざーっくり言うとそんなかんじなのですが、
(実際どんなストーリーがあるのかは、chahatさんでちらっと見てみて下さい)
古い本も多く並べているのが、この絵本屋の机まわりです。

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ごちゃっと並べているのですが、今日はその中でも印刷の綺麗な本を紹介します。


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マーシャ・ブラウン「The Flying Carpet」1956年

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インクの鮮やかさマックス!というくらい目に色が飛び込んできて、
それはそれは見た時に驚きました。
こういう絵で、こんな印刷ってできるのか、わー!と興奮してました。


この絵本には、こんなおはなしがあったのでした。

絵本の編集・翻訳家こみやゆうさんのブログで以前読んだのですが、
マーシャはこの印刷が気に入らなかったとの事。
印刷時に立ち会えなかったそうなのです。
(あら、わたしはこの本を見て、興奮してました。モノって不思議、と思いました。)
そして日本語訳版を出版する際に、こみやさんが自宅に直接訪ね、
色の調整などをじっくりお話してきたのだそうです。

日本語訳版は、少し落ち着いた色調になっています。
それぞれの色が調和しているような雰囲気です。
そしてタイトルの文字も、原書の雰囲気を損なうことなく、
とっても素敵な文字で勝手に嬉しいです!
マーシャも満足のできあがりとなったようで、
これは、ぜひ原書と翻訳版を見比べて頂きたいです!

個人的には、攻めてくるような色の洪水のこの本、好きなんです。
なんだか複雑な心境ですが、モノつくりの裏側、興味深いなぁと感じました。


もう一冊、マーシャの本を。
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マーシャ・ブラウン「THE LITTLE CAROUSEL」

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構図もおもしろい。そして自由。

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メリーゴーラウンドって、どうしてこんなに人を惹き付けるのでしょう。
この物語では、小さなメリーゴーラウンドですが、この魅力。

そして、印刷もこの通り、鮮やか!
P1030219[1]

マーシャ・ブラウンの様々な技法を試す好奇心と努力、そして
その素晴らしい結果が見て取れる本の数々に、本当に頭が下がる思いです。
そして、現在95歳!! パソコンで絵も描いていたのだとか。
まだまだ長生きしてほしいです!



もう一冊、この本を。
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ルシア・パットン「SURPRISE ON WHEELS」1942年

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赤と青の発色が素晴らしい一冊です。
自分たちで汽車をつくってしまったお話。
ずいぶん完成度の高い汽車ができあがりました!
このくらいの時代の本は、お話は素朴だけれど、意外と突拍子もないというか
そんなかんじの印象があります。
ぜひ印刷の美しさは実物をご覧頂きたいです。




ちなみに、今週末の土日に、当店の店主がchahatさんでお店番をしております。
特に何をするわけではないのですが、絵本の質問などございましたら
この機会にどうぞ。ほんとうに、特に何もしませんが。


「えほんやをめぐる奇妙な人々」イベント会期も残りわずか!
26日までの開催となります、お待ちしております!



chahatzushidm.jpg
*DMはクリックすると大きくなります。

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「えほんやをめぐる奇妙な人々」
chahatズシ × えほんやるすばんばんするかいしゃ

※協力:「書肆サイコロ」

◎場所:chahatズシ
◎会期:2013年 10/31(木)~11/26(火)
◎営業:12:00~18:00
◎定休日:水曜日 ※会期中は、日曜も営業いたします
◎住所:神奈川県逗子市桜山3-1-5 ※JR逗子駅より徒歩15分
◎電話: 046-870-3127
◎駐車場:あり
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category: えほん紹介・海外の本

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「えほんやをめぐる奇妙な人々」 グラフィックデザイナーの本棚  

今日は、chahatさんでは”日本人のグラフィックデザイナー”の棚にある
本を紹介したいと思います。

グラフィック・デザイナー、この方です。もじゃもじゃです。
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DMのイラストを描いてくださった奥山泉さんの描く人物たちが、それぞれ絶妙な面持ちで、
この絵を見ながらこの人たちの人生をつくりあげてゆくのがとっても楽しかったです!
改めて、奥山さんに感謝です。ありがとうございます。


さて、今日はこの二冊から。
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ウラジミール・ボブリ「Let's talk about God」1953年
ウラジミール・ボブリ「Let's talk about right and wrong」1955年

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それぞれの見返しが素敵だったので、思わず撮ってしまいました。


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「Let's talk about right and wrong」の中身だけの紹介になってしまいましたが
(もう一冊の中身を取り忘れてしまった・・・)
この、手のページがたまらなく好きなのです。
もちろん、デザインとしても素晴らしいのですが、献辞の文章が、素晴らしい。
母親と自分の子ども(きっと)に向けての言葉と思います。
タイトルにふさわしい献辞。受け継がれてゆくのだなぁ、とじんわりしました。



二冊目は、こちら。
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ジャネット・マキャフェリー「HOW SHIPS PLAY CARDS」1980年

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これまた見返しが、素敵!
単純なスタンプの繰り返しですが、手で押されている感がでていて
味のあるかわいさですね。これでつくった包装紙とか、ほしいです。

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同音異義語を楽しく学ぶための本。
なのですが、先ほどの見返しのような、ゴム版でつくられたと思われるスタンプを
駆使して、様々なイラストがつくりあげられています。
洋服の模様を良く見ると、ふむふむ、となります。
車が走っている様子など、よくできているなー、とふむふむ。
きっと楽しみながら、この作品をつくっていたのだなぁと感じます。

そういえば、マキャフェリーは前にも言葉の本がありました。




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マルチェロ・ミナーレ「CREATURES GREAT AND SMALL...」

ユニークな動物が描かれた絵本。
ごりごりクレヨンで書かれたような重厚感とユーモアのある表情が良いのです。


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ウィリアム・ワンドリスカ「The tomato patch」1964年
ライナー・チムニク「Der Kran」”クレーン男”のドイツ語版・原書です。

魅力的な線をあやつる、お二人の本。
白黒と繊細な線で、独自の世界観をつくりあげるチムニクと、
時にカラフルに、でも決して甘ったるくはないカラフルで、
目に心地よい刺激を与えてくれるワンドリスカ。

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ヘレン・スウェル「THE THREE KINGS OF SABA」1955年

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このヘレン・スウェルは辛口な感じでとっても良かったです!
印刷も、良し!最近見る50年代の本は、心にぐっとくるものが多いです。
出版社も、編集者も、印刷会社も、そして作家たちも、本気。
そして本気がモノにちゃんと表れている。それが半世紀後にも伝わっている。
目が喜び、心に響く本があるのです。いいなぁ。いいですね。


facebookに、chahatさんの商品のこともアップしました。
ご覧頂けると嬉しいです!



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「えほんやをめぐる奇妙な人々」
chahatズシ × えほんやるすばんばんするかいしゃ

※協力:「書肆サイコロ」

◎場所:chahatズシ
◎会期:2013年 10/31(木)~11/26(火)
◎営業:12:00~18:00
◎定休日:水曜日 ※会期中は、日曜も営業いたします
◎住所:神奈川県逗子市桜山3-1-5 ※JR逗子駅より徒歩15分
◎電話: 046-870-3127
◎駐車場:あり
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